過去に開催したブラえにし@吉原。あれから約4年の時を経て、今回新たに吉原の地を巡ります。コロナ禍はまだまだ油断の出来ない状況ではありますが、緊急事態宣言が解除され、マスクの着用と外での活動ということで、今回は久々のブラえにしを計画させて頂きました。
今回はえにしスタッフでお馴染みの遠藤智子先生による案内となりました。
市川團十郎の歌舞伎のひとつである通称「助六」その由来となる助六夢通りを進み、吉原の地へと向かいます。
その先にある待乳山聖天には札差と呼ばれる、当時幕府から旗本・御家人に支給される米の仲介業者達が作った宝篋印塔があり、どういった経緯なのか歴史を聞く事が出来ました。
吉原へ向かうには当時4つのルートがありましたが、猪牙船といわれる船に乗って向かう ルートが一番の粋とされており、当時の写真や模型を見ながら進んでいきました。
吉原へ着き、見返り柳や吉原大門の歴史、吉原神社、吉原弁財天、昔田んぼを嵩上げして 作った名残のわかる公園や、当時の石垣などを確認することが出来ました。
最後は投げ込み寺と呼ばれる浄関寺へ。新吉原総霊塔が建立されており、葬られた遊女は 25000人にも及ぶとされているそうです。
前回とはまた違う方面からみることの出来た吉原巡りは、大変勉強になり、また何気なく 歩いている道や地名などには、現在でもその歴史を知ることが出来るヒントがあちらこちらに散らばっていることを知る事が出来、大変興味が湧きました。これからも吉原だけでは 無く、色々な場所を散策し、学んで行ければ良いなと感じます。 本日は10名の方に参加頂きました。
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