今回は書家であり、現在では篆刻家として活躍されている松尾碩甫先生をお迎えし、上野公園内に建つ由緒正しい寛永寺さんの両大師堂をお借りし、篆刻作りをさせて頂きました。
松尾先生にはまず、篆刻の歴史など、この時間だけでもえにしとしては企画出来るような、大変ボリュームのあるのお話をして頂き、とても興味深く聞かさせて頂きました。
その後は自分たちで行う初めての篆刻作り、削ってはいけない所を削ってしまうなどのアクシデントもあり、思わず色々な所であっと声が上がる中、2時間みっちりと集中して作成して頂きました。削っている最中というのは、時間が足りないと思える程集中する事が出来、普段では中々経験出来ない楽しさがありました。
削り終わった後は朱泥を付け、半紙にオリジナルの判子を押しますが、その時の思いは自作ならでは感動があり、参加者の皆様もとても満足して頂けたようでした。
無事に作り上げた篆刻を今度は両大師堂にて、寛永寺副住職の杉谷上人より御祈願頂きました。その際には本堂の説明もして下さり、改めて歴史ある場所で作らせて頂けた貴重な時間だと再認識する事が出来ました。
今回は定員を設けさせて頂いた為、参加する事が出来なかった方にはこの場をもってお詫び申し上げます。大変好評な企画でしたので、別の機会にもまたえにしで行わせて頂きたいと思いますので、是非今後とも楽しみにして頂けたらと思います。
寛永寺 両大師堂
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