今回のえにしは初の試み。古地図からは消えてしまったが、まだ名残のある江戸を散策しようという事で、吉原へと向かいました。遊郭と知られてはいますが、当時としては江戸文化流行の最先端の場所でもありました。しかし華やかな表面とは裏に、遊女達の悲しい現実もそこにはありました。最後にお参りした遊女の投げ込み寺と言われる浄閑寺には、およそ2万人もの身寄りの無い方が葬られたと言います。過去の名残がある見返り柳や、吉原の地を土で盛っていたと解る場所、入り口を見え無いようにしている道など、当時のものが解るものが至る所に残っておりました。浄閑寺では本堂で吉原総霊の慰霊法要をさせて頂き、会を終えました。
総霊塔には現在でもかんざしなどが飾られております。また吉原は今でも風俗の街として残っております。何気なく過ごしている現代でも、貧困などによって身体を使って働かなくてはならない、悲しい現実が見え無い所であるという事を、決して忘れてはならないと感じて頂けたら幸いです。
今回は13名の方に参加して頂きました。
吉原
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