前回に引き続き、コロナウィルスの感染防止の為オンラインでの茶話会を開催致しました。
今回のテーマは「三密」現在の三密は密閉・密集・密接を思い浮かべる方が多いと思いますが、仏教用語にもこの三密がございます。 三密とは真言宗、密教の教えで身密(身体・行動)口密(言葉・発言)意密(心・考え)のことを言います。 この行動・言葉・心の三密を整えることによって、自分自身が仏(大日如来)であることに気づき、生きたまま仏様になる(即身成仏)修行のことを言います。
仏教の中でも密教の教え以外ではこの身・口・意は煩悩を生み出す元とされております。 消したくてもなかなか消すことのできない私たちの欲や煩悩。全ての災いや苦しみはこの身・口・意から生まれる欲煩悩が原因です。
今回はそれぞれ「身」を北川琢也上人、「口」を山崎聡志上人、「意」を原善順上人にお話をいただき、参加される皆さまにもそれぞれ思い当たる節をお聞かせ頂きました。
えにしでは今回第91回となり、8年近く開催しておりますが、創設した3人がリレー形式で法話を行うのは初めての試みです。
今回進行を務めたのは代表の北川上人、大まかなテーマの説明をし、それぞれが思う「身・口・意」についてお話頂きました。
参加者の皆さんと一緒に、我々僧侶も一緒に考えることの出来る回となりました。
緊急事態宣言も解除され、徐々に緩和されつつありますが、まだまだ気を許せる状況ではありません。えにしと致しましても、感染防止の為の策を考えながら、できる限り色々な活動を続けていきたいと思います。
至、オンライン
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