アンケート回答コーナー

 

茶坊えにしでは会の最後に、アンケートを頂いております。

その中でお坊さんへの質問を頂いた中から一部を選び、お答えしていきたい思います。

 

 

 

Q.切っても良い縁はありますか?

A.縁とは自分達が考えているよりも複雑に感じますが、シンプルなものでもあると思います。

川に流れる葉が重なる事もあれば、集まる事もあり、離れる事もあります。

仏教では仏縁と言われ、仏様のお導きにより沢山のご縁を頂けます。

川の流れを仏様の導きと例えるなら、無理をしてその川の流れを止める必要はありません。

素直に川の流れに身を任せ、仏様の眼差しを感じる事が出来れば、

自然と悪い縁は切れ、良い縁が集まると思います。ご無理をなさらず進んで下さい。

Q.一般人がお寺で修行して僧侶になる事は出来ますか?

A.勿論世襲制ではないのでなれますが、すぐにはなれません。

浄土宗でお坊さんになるにはまず、お師匠さんを見つけなくてはなりません。

周りにいらっしゃる僧侶にお願いをし、弟子になって良いと認められたら、

本山で登録をして貰い、得度と言われる初めての法要を行います。

その後は大学や、通信講座等で2~4年間勉強をし、最後に加行と言われる修行を3週間行います。

そこで無事に成満する事が出来たら、晴れて僧侶の1人として認めて貰う事が出来ます。

 

 

Q.お袈裟は皆さん違う色を着ていますが、違いはあるのでしょうか?

 

A.お袈裟と言われると、大半の方は「お坊さんの服」としてまとめてしまいますが、

着ている服は法衣と言われ、仏教が中国に渡ってから作られ始められたもので、その法衣の上に付けているものをお袈裟と言います。

法衣の色は位によって分けられており、位が上がらない限り他の色を着る事は許されません。

袈裟の色に関しては壊色と言われ、黒や茶の色が基本とされております。

お釈迦様の居た時代には糞拭衣(ふんぞうえ)とも言われ、捨てられていた布を縫い合わせ、一つの衣にして着ておりました。

その流れから、今でもお袈裟は長方形の布を継ぎ合わせて出来た形をしております。

沢山の種類がございますが、ここには書き切れない程の種類があるので、いつかえにしでもそんな勉強会が出来れば良いですね。

 

 

Q.発声練習などはするのですか?

 

A.基本的には毎日のお勤めが一番の発声練習になります。

他にも布教の勉強や、声明の勉強をする時には専門の先生に指導頂き、

称え方の基礎を一から学んで行く事もあります。

 

 

Q.子供の頃になりたいと思った職業はありますか?

 

A.立派な僧侶になること!…と言いたいところですが、実際私は音楽関係の仕事に就く事が憧れでした。

しかし家がお寺であるので、師である祖父や父の背中を見る内に僧侶になりたいと思い、

仏教を学べば学ぶほど生きやすさを感じ、今では仏教と共に生きる生活が当たり前となりました。

まだまだ立派な僧侶になる事は出来ませんが、

沢山の人と縁を繋ぎ、仏教を広げ、精進して行きたいと思います。

 

 

Q.お坊さんの一日はどんな生活なのですか?

 

A.普段お寺に居るときは、まず朝のお勤めをし、境内の掃除を行います。

その後はお坊さんによりますが、仏教の勉強をしたり、お参りに来た方のお話を聞かせて頂いたり、

お寺によっては寺務仕事と言ってそのお寺の経理やお檀家様の管理など行います。

夕方にもう一度お勤めをし、一日のお仕事は終わります。

修行の間は、食事、掃除、お風呂以外の時間はほとんどお勤めをし、身を以て仏教を学んでいきます。

 

 

Q.お坊さんはどんな勉強をしたのですか?

 

A.お坊さんになる為にはやはりある程度決まったお勉強をしなければなりません。

その方法は幾つかあるのですが、私の場合は浄土宗の大学に行きました。

そこで通仏教と浄土宗の専門的な宗学を学びました。しかし卒業して現場に出てからの方が学ぶ事が多いですね。

 

 

Q.修行とはどんな事をしているのですか?

 

A.各宗派によって修行の内容は異なるのですが、我々浄土宗では主にお念仏と、お念仏を称えながらの礼拝を行います。

ご興味のある方は茶坊えにしで行われる浄土式”修行体験などに是非おいで下さい。

 

 

Q.お寺のお坊さん達だけで行っている行事はありますか?

 

A.浅草の浄土宗の若いお坊さんたちで毎年1月25日に法然上人のご命日の御忌法要を行っております。

また、別時念仏会は一般の方向け以外にも僧侶達だけで行う時もあります。

その他には仏教を専門的に学ぶ研修会が、年に数回行われます。

 

 

Q,今回はお寺や神社を回りましたが、神社でお参りするにあたり、躊躇いなどは無いですか?

 神社や他宗のお寺でも南無阿弥陀仏と心の中で言ったりしますか?

 

A,神社や他宗の前でもお念仏は必ずお称え致します。

我々浄土宗の教えは、阿弥陀様に対して心からお念仏をお称えする事で、

その声を聞いた阿弥陀様によって必ず極楽浄土へと救って頂くものです。

神様も仏様も日本には沢山いらっしゃいますので、お会い出来た縁を大切にし、心よりお念仏をお称え致しましょう。

 

 

Q,お数珠の選び方、買い方を知りたい

 

A,浄土宗では二連の日課念珠を使います。仏具屋さんにも御座いますので、浄土宗のお念珠をお願いするか、

もしくは菩提寺の御寺院様にお願い致しましょう。

念珠は本来お念仏の数を数える為に作られたものです。

我々僧侶も大切に扱うものですので、是非ご自身が長く使えるものを探して見て下さい。

 

 

Q,お寺の掃除はどうやっているのか?大切な物ばかりだと大変そうです

 

A,本堂内などはご自宅と同じように水で拭き、から拭きを行います。

仏具に関しては羽毛のハタで埃を落とします。金属のものは専用の液体を使い、磨いていきます。

またよほどの汚れの時は仏具屋さんにお願いを致します。

境内は基本的に毎日竹箒などで掃き掃除を致します。

我々僧侶の中では1に掃除、2に勤行3に勉強と、一日の始まりはまず掃除からはじまります。

 

 

Q,お坊さんの悩み事は?

 

A,我々僧侶も皆様と同じように色々悩みます。

人間関係や仕事面、生きていく中では様々な煩悩によって悩まされていきますが、

昔の方達はそんな悩みを解消して下さるように沢山の言葉や本を残して下さっております。

仏教には生きていく中での教えが沢山ありまので、自分に合ったものを是非探して見て下さい。

きっと悩みは楽になります。

© 2019  sabou-enishi.com